企業・法人のオフィスワーク用モニター比較!おすすめのモデルもプロが厳選

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こんにちは。銀河(@ginga_noguchi)です。

  • 仕事用のモニターを買い替えようと思っているんだけど、どれを買えばいいのかわからない
  • キッティングの業者に見積もりをお願いしたけど、本当にこれでいいのか不安

世の中にはたくさんのPCモニターがあり、メーカーも画面サイズも解像度もバラバラで何を基準に選べばいいのかよくわからないですよね。人によって用途も違うので本当に難しいです。

僕は仕事柄いろいろなデバイスに触れますし、仕事抜きでもガジェット類が大好きです。そのため多くの情報を集め、自分にとって最適な機材を購入し、仕事環境を作ってきました。

モニター類も大好きで一時期は6枚のディスプレイを使っていました(現在は3枚)です。そんな僕が企業のオフィスワークに最適なモニターをご紹介します。

この記事でわかること
  • 法人・ビジネス用のモニターの選び方
  • ビジネス用モニターの重視機能
  • ビジネス用のおすすめモニター
これを見ればOK
目次

モニター比較

  • デュアルモニター希望
  • スピーカー搭載希望
  • スタンドによる高さ調整希望

キッティング業者の提案モニター

  • EIZOのEV2460-WT
  • SHARPのLL-B240
  • I-O DATAのLCD-AH271EDB-B

提案品①EIZOのEV2460-WT

1つめは国産ブランドEIZOのモニター『EV2460-WT』です。基本的なスペックは次のとおり。

メーカーEIZO
型番EV2460-WT
サイズ23.8
解像度フルHD(1920 × 1080)
応答速度5ms
パネル方式IPS
表面処理ノングレア
表示色1677万色
入力端子D Sub
DP
DVI
HDMI
スピーカー
高さ調節

デュアルモニターでは使い勝手のいい24インチのフルHDモニターで、IPSパネルのノングレア液晶。3辺フレームレスで、高さ調整も可能だしスピーカーも搭載。機能面では文句なしですが、実売価格40,000円前後ということで、ちょっと割高かなとは感じます。

繋いだノートPCに応じてモニターの設定が自動で反映される「Screen InStyle」という独自の機能があります。複数人でモニターを共有するフリーアドレスオフィスなんかでは便利そうですね。

業者提案モニター②SHARPのLL-B240

2つめの提案モニターはSHARPの『LL-B240』。基本スペックは次のとおりです。

メーカーSHARP
型番LL-B240
サイズ23.8
解像度フルHD(1920 × 1080)
応答速度8ms
パネル方式VA
表面処理ノングレア
表示色1677万色
入力端子D Sub
HDMI
スピーカー
高さ調節

スタイリッシュなデザインがかっこいいモニター。VAパネルなので高コントラストのくっきりとした画質です。

気になる点としては入力端子の少なさと、高さ調整のできないスタンドです。VESAマウントもないのでモニターアームにつけることもできませんので、注意が必要ですね。

業者提案モニター③I-O DATAのLCD-AH271EDB-B

3つめはI-O DATAの『LCD-AH271EDB-B』です。基本スペックは次のとおり。

メーカーI-O DATA
型番LCD-AH271EDB-B
サイズ27
解像度フルHD(1920 × 1080)
応答速度14ms
パネル方式ADS
表面処理ノングレア
表示色1677万色
入力端子D Sub
HDMI
スピーカー
高さ調節

このモニターだけ大きめの27インチですね。応答速度14msはかなり遅めですが、オフィスワークではあまり気にしなくても良さそうです。

高さ調節はできませんが、VESAマウント対応なのでモニターアームを使用すればOKです。後ほど解説しますが、27インチならフルHDよりもWQHD解像度が僕はおすすめです。

ビジネス用モニターの選び方

サイズの決め方

モニターサイズは、ほぼ次の三択です。

  • 24インチ
  • 27インチ
  • 32インチ

一般的なオフィスワークであれば24インチでもじゅうぶんですが、僕としては27インチがおすすめです。27インチのサイズがあると画面を2分割し、作業用と参照用にわけられるので生産性が別格になります。

ただしデュアルモニターが必須であれば、デスクの大きさにもよりますが24インチ2枚でもいいかな。モニターの解像度と合わせて考える必要があるので次の章で解説します。

解像度

解像度とは「液晶の中に何個のドットがあるのか」のことです。大きく分けると次の3つです。

フルHD1920 × 1080
WQHD2560 × 1440
4K3840 × 2160

もっとも一般的なのはフルHDで、企業で使われているモニターの大半がこれです。4Kはテレビでは主流になってきましたがPCモニターではまだまだです。

というのも単純にドット数が4倍になりますので画質は綺麗になりますが、フルHDのモニターの4分の1の文字サイズになります。とてもじゃないですが小さくて読めないですよね?

そのため4Kモニターを使用する場合は、32インチ以上のかなり大きめなモニターでないと実用的じゃないです。モニターサイズに応じた僕のおすすめは次のとおりです。

24インチフルHD
27インチWQHD
32インチ4K

WQHDという規格はあまり一般的ではありませんが、圧倒的にバランスの取れた超オススメの解像度です。

応答速度

モニターの応答速度とは、液晶の色が変化するまでの時間です。もっとも暗い黒からもっとも明るい白を経て黒に戻るまでの【黒 → 白 → 黒】の変化に要する時間を指します。

簡単に言えば、応答速度が遅いと残像感のある映像になるということです。そのため映像やゲームなどでは1ms以下の高速のモニターが好まれますが、オフィスワークであれば8ms以下ぐらいでじゅうぶんかと思います。

パネル方式

モニターは液晶分子を整列させることで映像を映し出しますが、その並べ方に技術があり、違いが生まれます。現在はTFT(Thin Film Transistor)液晶という構造が一般的ですが、このTFT液晶にも3種類あります。

TNVAIPS / ADS
立ち位置安価・普及品TNとIPSの中間高画質・高価
画質
価格
良い点高機能でも安価黒がくっきり
メリハリがつく
色鮮やかで高画質
悪い点斜めから見ると
色味が変わる
応答速度が遅め
斜めから見ると白モヤ
価格帯が高い
応答速度が遅め
主な用途FPSなどの
速いゲーム
動画・映画視聴
ゲーム全般
仕事・クリエイティブ
高画質のゲーム

僕としては本格的なFPSゲームに取り組む以外は、IPSを選んでおけば間違いないかと思います。デュアルモニターのサブなどであれば、IPSに比べて安価なVAでもいいかなという感じですね。

表面処理

モニターの表面処理は2種類です。

  • グレア:光沢
  • ノングレア / アンチグレア:非光沢

スマホやタブレットのほとんどはグレアですが、モニターのほとんどはノングレアです。MacBookやiMacなどのApple製品はグレアですね。

特徴としてはグレアのほうが色鮮やかでぱっと見の印象が高画質です。ですが光を反射するのでオフィスワークでは蛍光灯やシーリング、窓からの光などが映り込んで目が疲れるというデメリットがあります。

そのため僕はノングレアを推奨します。

表示色

モニターの表示色のほとんどは1677万色のモニターです。僕の使用しているモニターはクリエイター用なので10億7374万色という色数を持っていますが、オフィスワーでは不要です。

入力端子

モニターの入力端子は7種類あります。

  • HDMI
  • DisplayPort
  • DVI
  • VGA(D-Sub)
  • MHL
  • USB Type-C
  • Thunderbolt 3 / Thunderbolt 4

詳細な解説は省きますが、

  • HDMI・DisplayPort:最近のPCでは一般的
  • DVI・VGA:昔のPCに多かった規格。アナログなので音声伝達できない
  • USB Type-C:ノートPCと接続できると非常に便利。一本でPCへの給電、映像、音声を伝達できる
  • Thunderbolt:形状はUSB Type-Cと同じだが完全上位互換。高速データ通信、高出力給電、高解像度出力に対応。

となっています。オフィス用ではDisplayPortとHDMIがあればOKです。複数のデバイスでモニターを共有する場合は入力ポート数に注意しましょう。

スピーカー

モニターにはスピーカーを搭載しているモデルと、非搭載モデルがあります。スピーカー非搭載だと別途スピーカーの購入が必要となります。

ビデオ会議などでスピーカーを使用する場合は必須となります。ただし、搭載されていても正直音質は高くないものがほとんどです。

オフィスワークであれば安価な中華製のサウンドバーやUSBスピーカーでじゅうぶんですので、いずれにしろ外部スピーカーはあったほうがいいと思います。

高さ調節

モニターにはスタンドが付属していますが、高さの調節できるものとできないものがあります。長時間のオフィスワークでは、高さが合わないと首や目、腰の疲労に繋がりますので高さ調整は必須です。

ただし、付属のスタンドでは高さ調整の範囲に限界があります。調整の自由度が高く、高さだけでなく奥行きの調整もでき、モニター下の空間がすっきりするモニターアームの使用がオススメです。

その場合はモニターアームをつけるための「VESAマウント」にモニターが対応しているかどうかを確認しましょう。

銀河のおすすめモニター

以上のことを踏まえて僕のおすすめモニターを紹介します。

おすすめモニター①LGの34WN750-B

1つめはLGのウルトラワイドモニター『34WN750-B』です。

メーカーLG
型番34WN750-B
サイズ34
解像度UWQHD(3440 × 1440)
応答速度5ms
パネル方式IPS
表面処理ノングレア
表示色1677万色
入力端子DP
HDMI × 2
スピーカー
高さ調節

通常のモニターは16:9という比率に対し、ウルトラワイドモニターという21:9の横長のモニターです。横に長いのでデュアルディスプレイにする必要がなく、これ一台で快適に作業ができます。

モニター1台だけでなく、PCとの接続やアダプターも1つになるのも配線でごちゃごちゃにならずに便利です。

  • WQHD解像度
  • IPS液晶
  • スピーカー搭載

というウルトラワイドモニターは選択肢が少なく、比較的安価で購入できるのはこれ一択となります。

おすすめモニター②DellのS2421HS

2つめはDellのフルHDモニター『S2421HS』です。

メーカーDell
型番S2421HS
サイズ23.8
解像度フルHD(1920 × 1080)
応答速度4ms
パネル方式IPS
表面処理ノングレア
表示色1677万色
入力端子DP
HDMI
スピーカー
高さ調節

ウルトラワイドではなくフルHDデュアルの場合のおすすめです。Amazon限定商品ということで20,000円を切る安価に抑えられています。

それでいて

  • IPS液晶
  • スピーカー搭載
  • 高さ調節可能スタンド付属
  • VESAマウント対応

という「何かあるんじゃないか」と疑いたくなるスペックです。さらにDellは無輝点交換保証が厚いので、なんとこの価格モデルでも3年間ドット抜け交換保証がついています。

縦回転のピボット配置も可能ですのでサブモニターを縦配置したい人にもおすすめです。

おすすめモニター③BenQのGW2480T

3つめのモニターはBen Qの『GW2480T』です。

メーカーBenQ
型番GW2480T
サイズ23.8
解像度フルHD(1920 × 1080)
応答速度5ms
パネル方式IPS
表面処理ノングレア
表示色1677万色
入力端子D-Sub
DP
HDMI
スピーカー
高さ調節

Ben Qはゲーマー界隈ではとくに信頼の厚いメーカーです。このGW2480Tは「アイケア」シリーズという目への負担を軽減することをコンセプトとしているモニターです。

実際に世界の安全安心技術の認証機関TUV Rheinlandの認証を受けている技術で高い信頼性を誇ります。具体的には

  • 輝度の自動調整
  • フリッカーフリー
  • ブルーライト軽減

といった機能が搭載されています。また、Ben Qもドット抜けの保証対象がありますが購入より1か月が保証期間となりますのでご注意ください。

Amazonのセールで10,000円ほど安くなるときがあるので、急ぎじゃなくてセールが近い場合は待ってみても良さそうです。

企業のビジネス用PCにおすすめのモニター比較

スクロールできます
業者提案品銀河のおすすめ
メーカーEIZOSHARPI-O DATALGDellBenQ
型番EV2460-WTLL-B240LCD-AH271EDB-B34WN750-BS2421HSGW2480T
サイズ23.823.8273423.823.8
解像度フルHDフルHDフルHDUWQHDフルHDフルHD
応答速度5ms8ms14ms5ms4ms5ms
パネル方式IPSVAADSIPSIPSIPS
表面処理ノングレアノングレアノングレアノングレアノングレアノングレア
表示色1677万色1677万色1677万色1677万色1677万色1677万色
入力端子D Sub
DP
DVI
HDMI
D Sub
HDMI
D Sub
HDMI
DP
HDMI×2
DP
HDMI
D-Sub
DP
HDMI
スピーカー
高さ調節
Amazon取扱なしAmazonAmazonAmazonAmazon

僕のおすすめは圧倒的にウルトラワイドモニターです。クリエイターが使用するイメージがあるかと思いますが、オフィスワークでも生産性が段違いです。

複数のウィンドウを開いて作業したり、何かを参考にしながら書類を作る作業をする人には本当におすすめです。

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