体重が落ちればダイエット成功ではない!無理に落としてもリバウンドする
私は幼い頃から食べることが好きで、肥満体型に悩まされていました。でもさすがに小学生の頃はダイエットなどは一切考えず、太っていても全く問題ないと思ってたんです。 しかし中学生になり、友人に彼女ができ始めると私も焦りを感じるように。そこから少しずつ体重のことも気にしはじめ、中学2年の頃に人生初のダイエットに挑戦しました。 当時の考えとしては、ダイエット=体重を落とすことという考えのでしたので、ダイエットというよりかは、食事をほとんど摂らないという「修行」を行っていたという方が正しいような気もしますが…… それ以降も中学を卒業するまでに、太る→無理やり体重を落とす→リバウンドする→また落とすを繰り返していました。無謀なダイエットでリバウンドして生活習慣病予備軍へ
中学卒業後、高校は野球部に所属していたことから、高校3年の夏まではそれなりに引き締まった体型を維持できていました。しかし、引退して受験勉強に入ると運動習慣がなくなり、あっという間に肥満体型に逆戻り。 大学入学時には健康診断でとうとう
医者
キミ、生活習慣病予備軍だね
「痩せる」に執着しすぎると健康にも被害が及ぶ
健康診断での結果ももちろんですが、大学生にもなると今まで以上に女子のことを意識しはじめますので、それも相まって再びダイエット生活に突入しました。大学にはジムがあったので筋トレを行うことにしましたが、筋肉を付けることよりも、とにかく脂肪をなくすこと、お腹を引っ込める事がメインテーマに。 そこで、筋トレの他にも有酸素運動を取り入れることを決意。自宅に帰ってからジョギングをすることを日課としており、夏場でも長袖、サウナスーツという恰好で長時間黙々と走るという日々を繰り返していました。 「痩せるには汗をかかないとダメだ」という思い込みの下、少しでも汗をかくように厚着をし、気持ち悪くなりながらも毎日毎日必死に走り続けたイトウ。今思いだすだけでも危険というか、気の毒というか、それだけ追い込まれていたんだなあと思ってしまいます。 ちなみに夏場は水分不足によりしばしば寝ている時にふくらはぎがつっていましたので、寝不足になることもしばしばありました。食事制限で制限するのは「食べること」ではない
運動だけではなく、食事制限も徹底していました。 「食べなければ痩せる!」という過去の経験に基づき食事をほとんどとらず、少し小腹が空いたらチョコレートを食べるといったようなことをしており、基本的にまともな食事は摂らずという、運動と同様にストイックなのか無謀なのかよくわからない方法を採用。 ちなみにチョコレートを食べていた理由は「持った感じが軽いから食べても太んないだろう」というもはや意味不明な理論でした。病的に徹底した糖質制限によって文字通り病的な症状まで
「食べることは悪。水すら飲んだら太ってしまう」という、もはや強迫観念のようなものにも駆られ、空腹と戦う日々。特に糖質は悪という考えの下(その割にはチョコは食べていましたが……)、とにかく米や麺類、パンは一切食べずの生活を続けてたんです。 糖質を摂らないことで毎日ふらふらしたまま大学に通い、また朝は強烈な眠気が抜けず、授業中に眠ってしまうことがよくありました。また、寝ている時によく米やパンを大量に食べてブクブクに太る夢をよく見ており、目が覚めて夢と気づき安心するという症状まで現れはじめ、いよいよ危険な状態だなと思い始めたイトウ。 しかし一度始めたダイエットをやめることなどできず、そのまま茨の道を進み続けることに……食事自体を制限したことでタンパク質も摂れない
糖質だけではなく、とにかく食事全体をほとんど食べていなかったので、タンパク質も摂取していませんでした。「肉なんか食べたら太るだけだ」と思い一切食べず、筋トレ後にもプロテインを飲むことすらせず。 今考えると本当にめちゃくちゃな理論ですね。 https://www.youtube.com/watch?v=qfTSyw6AtC4体重だけ無理に落としても体質が変わらなければ戻るのは一瞬
https://www.instagram.com/p/BirWHDtno_-/?tagged=diet そんなダイエットを約3か月行った結果、体重は10kgほど落ち、腹筋は割れ、顔もスッキリとし、見た目には大成功といえるものでした。見えないゴールと外れたブレーキ
しかし、ある程度の目標を達成した後も今までの食生活や運動を行わなければこの体型をキープできないのか? と考えると憂鬱な気分になり、体重計に乗って体重を確認することだけが生きがいになっていました。 その後、家族で旅行に行く機会があったんです。そこでも食事制限をするつもりでいましたが、旅先で入った寿司屋で寿司を食べた瞬間、ブレーキが遂に壊れてしまいました。 1回食べ始めるともう止まらず、それ以降は何をどれだけ食べたか記憶にないくらいただただ食べ続ける。その結果、2泊3日の旅行で体重はなんと7kg増。 [marker]3か月かけて10kg落とし、3日で7kg増です。[/marker]信じられますか?間違っていたダイエット方法。問題点と修正点を見直す

筋肉が落ちると代謝が下がり、痩せにくくリバウンドしやすい体質になる
まずは運動編。日々の有酸素運動を行うこと自体は脂肪燃焼効果もあり、ダイエットに寄与はしていたものの、それにより筋肉がどんどん減少していました。 筋肉の減少は代謝のダウンにつながります。[marker]代謝が下がればそれだけ痩せにくく、リバウンドしやすい体質になっちゃいます[/marker]。 痩せようと思って行っていた有酸素運動が、実は裏目に出てたんですね。 次に食事について。 ここでもやはり食事をほとんど摂っていなかったことにより、脂肪とともに筋肉がどんどん減っていき、代謝は悪くなる一方。 せっかく行っていた筋トレですが、栄養を摂取していないから筋肉が育つはずもなく、むしろどんどん減っていく始末。 まさに、「リバウンドするためのダイエット」を行っていたといえます。シンプルに痩せる体質を作り、長期的に体脂肪を落とす
