こんにちは。銀河です。
旅行が好きで、お得なクレジットカードを探しているあなたは、
- 結局、どのカードをどう組み合わせるのが最強なんだろう?
- 年会費の高いカードって、本当に元が取れるのかな……?
と、一度は考えたことがありますよね?
巷にはカードの情報が溢れていて、とりあえず人気の1枚を使ってみたはいいけど、ポイントもマイルも思ったより貯まらない……
もしそう感じているなら、それは非常にもったいないことをしているかもしれません。
実は僕、これまで発行したクレジットカードは50枚以上。まるでRPGのパーティ編成を考えるように、どのカードに攻撃を任せて、どれに回復をさせるか……なんて考えながら、自分だけの「カード編成」を20年近くも試行錯誤するのが大好きなんです。
その結果、気づけば貯まったマイルは100万マイルを超え、ポイントと組み合わせることで、パリやハワイへの旅行も実質無料で楽しんできました。クレジットカードは、1枚だけで見るのではなく「組み合わせ」て初めて、その真価を発揮します。
そんな僕が今回、試行錯誤の末にたどり着いた「2025年現在の最強カード編成」とその一枚一枚の役割分担を、この記事ですべて公開いたします。
- なぜそのカードを持つのか?
- どんな場面でどのカードを切るのか?
- 個人と副業の支払いを、どう分ければもっとお得になるのか?
この記事を読めば、そういった疑問がすべてクリアになり、あなたのカードに対する考え方がガラッと変わるはずですよ。
それでは、僕が選び抜いた8枚の精鋭たち、その「最強のパーティ編成」をご覧ください。
なぜ複数枚のカードが必要なのか?僕のカード編成の基本戦略
さて、僕のカード編成をお見せする前に、もう少しだけお付き合いください。
- そもそも、なぜ何枚もカードを持つ必要があるの?
- 1枚の強力なカードに決済を集中させた方が、ポイントが貯まりやすいんじゃないの?
そう考える方も、きっと多いと思います。
ですが、もしあなたが旅や人生の体験をもっと豊かに、もっとお得にしたいと本気で思うなら「とりあえずこれ1枚」という考え方は、今すぐ捨て去るべきだと僕は断言します。
それはまるで、どんな敵にも同じ武器一本で戦いを挑むようなもの……。それでは取りこぼしてしまう経験値(ポイント)や、手に入れられない強力な装備(特典)が、あまりにも多すぎるんです。
僕が8枚ものカードを使い分けるのは、細々としたポイントを追いかけるためではありません。もっと大きな目的、つまり「旅と人生の体験価値を、仕組みで最大化する」ため。
そのための基本戦略は、とてもシンプルな3つの柱で成り立っています。
「TPO」に合わせた決済でポイント・特典を取りこぼさない
1つめは決済シーン。つまり「TPO(時・場所・場面)」に合わせて、最もパフォーマンスを発揮するカードを選ぶ、ということです。
例えば
- Amazonでの買い物ならこのカード
- 航空券を買うならこのカード
- 副業で使うサーバー代や広告費の支払いならこのカード
というように、それぞれのカードには「得意な戦場」があるんです。
これを無視して、どんな支払いでも同じカードを使い続けるのは、本来1.5%のマイルが貯まる場面で、わざわざ0.5%しか貯まらないカードを切っているようなもの。
年間で考えると、その差は海外航空券1枚分にもなりかねません……。
それぞれのカードが持つ能力を最大限に引き出してあげる。これが、ポイントやマイルをザクザク貯めるための、基本中の基本でございます。
旅行スタイルを最大化する「特典」の重ね掛け
2つめの柱がクレジットカードの真の価値とも言える「特典」です。
「年会費の高いカードって、本当に元が取れるのかな……?」
この疑問の答えは、まさにこの「特典」に隠されています。
空港ラウンジの利用や、手荷物の無料宅配はもちろんですが、僕が最も重要視しているのは「ホテルの上級会員資格」です。
例えば、僕の編成に入っている『マリオットボンヴォイAMEX』と『ヒルトン・オナーズAMEX』。この2枚を持つだけで、世界最大級のホテルグループであるマリオットとヒルトンの両方で、いきなり上級会員になれてしまう。
これはつまり、RPGで言うところの、強力な効果を持つ防具を2種類持っているような状態です。
片方のホテルが満室でも、もう片方で朝食無料やお部屋のアップグレードといった恩恵を受けられる。この安心感と満足感は、一度味わうとやめられませんよ……。
年会費とは、ポイント還元率のためだけに払うものではなく、こうした旅の質を劇的に向上させてくれる「特別な権利」を維持するためのコストなんです。
国際ブランド分散による決済リスクの徹底管理
そして最後の柱が、守りの要、「決済リスクの管理」です。
海外旅行先で「このカード、なぜか使えない……!」と焦った経験、ありませんか?
クレジットカードには、Visa、Mastercard、AMEX、JCBといった「国際ブランド」があり、それぞれ使えるお店や国に、実は得意・不得意があります。
僕の8枚のカード編成は、これら主要な国際ブランドをすべて網羅するように組んであります。
これにより地球上のほぼすべての国や地域で決済に困ることはありませんし、万が一、特定のカードでシステム障害が起きてもすぐに別のカードでカバーできる。
これは安心して旅やビジネスに集中するために欠かせない大人のための「保険」のようなもの。
この盤石な守りがあって初めて、攻めのカード戦略が活きてくるんです。
【結論】これが2025年の最強布陣!僕のクレジットカード全8枚一覧
お待たせしました。僕が20年近くかけてたどり着いた2025年現在の最強の布陣。
先ほどお話しした3つの基本戦略
- TPOに合わせた決済
- 特典の重ね掛け
- 決済リスクの管理
これらすべてを満たす僕の答えがこの8枚のカードたちです。それでは僕の冒険を支える8人の勇者たちを紹介しますね。
カード名 | 国際ブランド | 主な役割 |
---|---|---|
マリオットボンヴォイ AMEX プレミアム | AMEX | メイン決済 ホテル優待 マイル |
セゾンプラチナ ビジネス・アメックス | AMEX | 海外利用 税金決済でのJALマイル高還元 |
JALダイナース ビジネスアカウント | Diners Club | 人件費など国内経費 |
ANA VISA ワイドゴールドカード | VISA | ANAマイル |
JALダイナースカード | Diners Club | 個人サブ プライベートの食事 |
JAL CLUB-A ゴールドカード | Mastercard | JAL モバイルPASMOチャージ |
ヒルトン・オナーズ AMEX カード | AMEX | ヒルトンゴールド資格維持 |
リクルートカードプラス | JCB | 2%還元 国内旅行(じゃらん専用) |
どうでしょうか?
この8枚のカードたちが、お互いの長所を活かし短所を補い合っています。
航空&交通にカードが集中しているように見えますが、それぞれ
- ANAマイル担当
- JALマイルの普段使い担当
- 接待や経費分離を担うJALの上位カード
という風に、明確な役割分担があるんです。
ではここからそれぞれのカードが持つ「個性」と「必殺技」について1枚ずつ詳しく解説していきます。
まずはパーティの王様、すべてを統べるメインカードから見ていきましょう。
すべてを統べる王のカード|メイン決済&ポイント戦略の心臓部 (1枚)
さて、ここからは僕のカード編成、その中身を1枚ずつ解き明かしていきます。
まずご紹介するのは、このパーティの「王様」。僕の戦略のまさに心臓部であり、すべての決済とポイント戦略を統べる絶対的なメインカードです。
なぜこのカードが王様なのか……?
それは決済、マイル、ホテル体験、そのすべてをこの1枚で支配できるからです。このカードなくして僕の旅は成り立ちません。
マリオットボンヴォイ AMEX プレミアム:旅の体験価値を最大化する絶対的エース
僕が「王のカード」と位置付けるのが、このマリオットボンヴォイAMEXプレミアムです。SNSなどでも話題なので、名前を聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
年会費は5万円近くと決して安くはありません。しかしその価値は、年会費を遥かに超えると僕は断言します。
まずは基本性能。ザクザク貯まるポイント還元力
1つめは、圧倒的なポイント還元力です。 普段の買い物は100円で3ポイント。そしてマリオット系列のホテルで使うと、なんと100円で6ポイントも貯まります。
ANAにもJALにも!自由自在なポイントの出口戦略
2つめは、貯めたポイントの圧倒的な使いやすさ。このポイントは、ANAやJALを含む世界40社以上の航空会社のマイルに、とても良いレートで交換できます。
つまりこのカード1枚あれば、あなたはマイルの出口に困ることがなくなるんです。 もちろんマリオット系列ホテルの無料宿泊にも交換可能ですよ。
年会費の価値はここにあり。無条件で得られる「ゴールドエリート」資格
そして3つめが、持つだけでホテルの上級会員になれること。このカードを持っているだけで、通常は年間25泊しないとなれない「ゴールドエリート」資格が手に入ります。
お部屋の無料アップグレードや、チェックアウト時間を14時まで延ばせるレイトチェックアウトなど、ホテル滞在がぐっと快適になるんです。
……と、これだけでも十分すごいカードなんですが。このカードの本当の真価は、そのさらに上を目指せることにあります。
それが年間400万円のカード決済で到達できる「プラチナエリート」の世界です。
プラチナエリート会員になると、ゴールドの特典に加えて
- クラブラウンジへの無料アクセス(同伴者1名も無料)
- レストランでの朝食無料(同伴者1名も無料)
- スイートルームを含む、さらなるお部屋のアップグレード
といった、まさにVIP待遇を受けられるようになります。
400万円と聞くと少し大変そうに聞こえるかもしれません。
ですが副業の経費や税金の支払い、普段の買い物をこの1枚に賢く集中させれば、決して不可能な数字ではないんです。僕にとってこの400万円決済は、毎年必ず達成すべき最優先ミッションになっています。
日々の支払いが、未来の最高のホテル体験に変わっていく。マリオットボンヴォイAMEXプレミアムは、それを実現してくれる唯一無二の王様カードなんです。
ビジネスカード|攻めと守りの経費決済でマイルを加速 (2枚)
さて、次に紹介するのは事業を支える2枚のビジネスカードです。
「副業なのにビジネスカードって必要なの……?」
と思うかもしれませんね。 答えは断然「YES」です。
プライベートの支出と、事業の経費をきっちり分けることは、確定申告を楽にするだけでなく、あなたの信用を守ることにも繋がります。 なにより、事業の経費という大きな決済を、マイルやポイントに変えない手はありません。
そして僕のビジネスカード戦略は「攻め」と「守り」この2つの役割で成り立っています。
まずはJALマイルを爆発的に稼ぐ「攻め」の1枚から見ていきましょう。
《攻め》セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス:JALマイルを爆発的に貯める裏方部隊
このカードは、普段の買い物で使うことはほとんどありません。僕がこのカードを切るのは、副業で発生する「税金」や「海外のWebサービス利用料」など、特定の高額決済の場面だけ。
まさに縁の下の力持ち、裏方の特殊部隊です。
このカードの心臓部が「SAISON MILE CLUB」というJALマイルが効率よく貯まるサービス。 これに加入すると、なんとJALマイルの還元率が常時1.125%という高い水準になります。
そしてこのカードが真価を発揮するのが「海外利用」の場面。海外でのショッピングや、海外企業への支払いに使うと、ポイントが2倍になり、JALマイル還元率は驚異の1.25%まで跳ね上がるんです。
僕も海外の広告サービスなどを使っているので、この恩恵は非常に大きいですね。
プラチナカードとしての年会費は33,000円(税込)です。
「あれ、もっと安くなかった……?」
と思ったあなたは、かなり情報感度の高い方ですね。おっしゃる通り、以前は年会費22,000円で、さらに利用額に応じた割引もありましたが、2023年末に現在の年会費に改定されました。
それでも、先ほど説明したJALマイル還元率や、これからお話しする各種特典を考えれば、十分に元が取れる、コストパフォーマンスの高い1枚だと僕は考えています。
特に副業の経費や税金の支払いで、これだけのマイルを稼げるインパクトは大きいですよ。
表立っては使わないけれど、裏側で大量のマイルを稼ぎ出してくれる。 セゾンプラチナ・ビジネスは、僕のJALマイル戦略に欠かせない、最高の攻撃役なんです。
《守り》JALダイナースカード & ビジネスアカウント:社長の「顔」となる信頼の1枚
「攻め」のカードがセゾンプラチナなら、こちらは盤石の「守り」を固めるJALダイナースカードです。
このカードの役割は、還元率でマイルをガンガン稼ぐことではありません。その役割とは、僕のビジネスとプライベート両方における「信用」を支えること。そして、経費の流れを明確に分けることです。
そのために僕は、個人用の「JALダイナースカード」と、事業用の「ビジネスアカウントカード」を2枚セットで使っています。
まず個人用のJALダイナースカード。 これは、大切なクライアントとの会食や、記念日のディナーなど「ここぞ」という場面で出す、僕の「顔」とも言えるカードです。
ダイナースクラブは、世界で初めて登場したクレジットカード。その歴史と伝統が、言葉にしなくても相手に信頼感を与えてくれる場面が確かにあるんです。
有名な「エグゼクティブ・ダイニング」という特典を使えば、対象レストランのコース料理が2名以上の予約で1名分無料になります。 これだけで年会費の半分近くは元が取れてしまいますね。
そして、この個人カードに追加できるのが「ビジネスアカウントカード」です。
こちらは、人件費の支払いや国内での仕入れなど、事業の経費決済専用。引き落とし口座を個人の口座と完全に分けられるので、もう確定申告の時期に、プライベートの利用履歴と事業の経費を仕分ける作業に頭を悩ませる必要はありません。 この経費管理の楽さ、事業をされている方ならきっと分かってくれますよね……。
派手さはないけれど、ビジネスの根幹を静かに支えてくれる。JALダイナースのペアは、事業が成長し次のステージに進む時にこそ、その真価を発揮してくれる「社長のためのお守り」のような存在なんです。
航空&交通|盤石の移動体制を築く4枚のカード
「王のカード」でホテル(陸)を、「ビジネスカード」で事業を固めたら、次はいよいよ旅の根幹「空の移動」です。
僕の戦略の基本は、ANAとJAL、両方の翼を持つこと。
なぜなら、行き先や時期によってお得な航空会社は変わりますし、特典航空券の空き状況も違いますからね。 両方のマイルを貯めることで「行きたい時に行きたい場所へ」という自由度が、格段にアップするんです。
ここでは、その盤石な移動体制を築く4枚のカードを紹介します。
ANA VISA ワイドゴールドカード:ANAマイル戦略の基盤
僕のANAマイル戦略、そのすべての基盤となるのがこのANA VISA ワイドゴールドカードです。
役割はとてもシンプル。 「ANAの航空券を買う時」そして「ANAの飛行機に乗る時」に、マイル獲得を最大化すること。 この2点に集約されます。
このカード最大の魅力は、なんといっても搭乗ボーナスマイルです。ANA便に乗ると、通常のフライトマイルに加えて、なんと区間基本マイルの25%ものボーナスマイルがもらえるんです。出張や旅行で飛行機に乗る機会が多いほど、加速度的に次の特典航空券が近づいてきます。
ANAカードにはいくつか種類がありますが、年会費、マイル還元率、そして特典のバランスを考えると、この「ワイドゴールド」が最もコストパフォーマンスに優れています。一般カードだとマイル交換に手数料がかかりますし、最上位のプレミアムカードは年会費が重すぎますからね。
そして国際ブランドは、世界中で使えるVISA。これまで紹介したAMEXやDinersが使えないお店でも、このカードがあれば安心です。守備範囲の広さも、このカードの大きな価値の1つですね。
ANAに乗るなら絶対に持っておきたい、まさにANAマイラーの「王道」とも言える1枚です。
JAL CLUB-A ゴールドカード(Mastercard):出張の隠れた功労者
ANAマイルの基盤がVISAゴールドなら、JALマイルの基盤を支えるのがこのJAL CLUB-A ゴールドカードです。
もちろんJAL便搭乗時のボーナスマイル獲得も重要な役割ですが、このカードにはもう1つ、僕の出張や移動に欠かせない、非常に大切な任務があります。
それが「モバイルPASMOへのチャージ担当」です。
毎日の通勤や、出張先でのちょっとした移動。 この何気ない交通費の支払いが、このカードのおかげですべて1.0%還元のJALマイルに変わるんです。地味に聞こえるかもしれませんが、年間で考えるとこれは本当に大きいですよ……。まさに「隠れた功労者」です。
JALカードでApple PayのPASMOにチャージをして、マイルが貯まるのは、実はMastercardブランドとJCBブランドだけなんです。僕のカード編成ではJCBは別の役割を担っているので、JALカードはMastercard一択、というわけですね。
そしてカードランクは、搭乗ボーナス25%と、ショッピングマイルが1.0%になる「ショッピングマイル・プレミアム」が自動で付いてくる「CLUB-Aゴールド」が、最もバランスに優れています。
空の移動(JAL搭乗)と、陸の移動(PASMO)。この両方でJALマイルを効率的に稼いでくれる、僕の旅に欠かせない一枚です。
JALダイナースカード & ビジネスアカウント:ステータスと信頼で空の旅を支える
「航空&交通」カテゴリの最後を飾るのは、JALダイナースカードのペアです。
先ほど紹介したJAL CLUB-A ゴールドが、JALマイル戦略における実務部隊だとしたら、こちらは旅の「格」を上げ、ビジネスの信頼を支える重鎮、といったところでしょうか。 同じJALカードですが、その役割は全く異なります。
まず個人用のJALダイナースカード。これはJALカードの中でも最高峰のステータスを持つ1枚です。
もちろん、JAL便搭乗時のボーナスマイルや、ショッピングでのマイル(1.0%)もしっかり貯まります。
それに加えてこのカードがもたらすのは「上質な時間」です。世界中の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」に無料で登録できたり、手厚い旅行保険が付いてきたり……。
旅の道中を、より快適で安心なものにしてくれる存在ですね。
そしてビジネスアカウントカードは、事業での「空の移動」を支えます。出張で使うJALの航空券や、それに伴う経費をすべてこのカードで決済する。たったそれだけで、経費の流れが驚くほどクリーンになります。
ALダイナースという高い信頼性があるので、高額な経費決済でも安心して任せられるのが良いところです。
普段使いのJAL CLUB-A ゴールドと、ここぞという時のJALダイナース。この2つのJALカードを使い分けることで、僕はマイルも、ビジネスの信頼も、両方手に入れているんです。
死蔵ではない!持つだけで価値を生む「お守り&資産」カード (2枚)
さて、いよいよ最後のカテゴリです。 ここで紹介する2枚は、これまでのカードとは少し毛色が違います。
決済で使うことはほとんどないけれど、お財布に入れておくだけで絶大な価値を発揮してくれる、まさにお守りのようなカードたち。 僕は、年会費を払ってでも手に入れたい「権利」や「資格」のために、この2枚を大切に持っています。
ヒルトン・オナーズ AMEX カード:ホテル選択の幅を広げる魔法のパスポート
このカードを持つ理由はたった1つです。 それは「ヒルトン・オナーズのゴールドステータス」を、無条件で手に入れるため。
「メインはマリオットなのに、なぜヒルトンも……?」と思いますよね。それは、ホテル選びの選択肢を倍以上に広げ、旅の自由度を最大化するためです。
旅先でマリオット系のホテルが満室だったり、価格が高騰している……。そんな時でも、もう1つの選択肢としてヒルトン系列のホテルでVIP待遇を受けられる。この安心感は計り知れません。
ヒルトン・ゴールドの特典で最も強力なのが「朝食2名分が無料」になること。ホテルによっては1人5,000円以上する豪華な朝食がタダになるんです。
これだけで年会費16,500円の元は、余裕で取れてしまいますよね。もちろん、お部屋のアップグレードも期待できますよ。
正直に言うと、このカードで決済をすることはほとんどありません。あくまでも僕にとってこれは「ヒルトンゴールド会員証」。
実際の決済は、ポイント還元率の高いマリオットAMEXに任せています。
決済はしないけれど、持つだけで旅の質を劇的に上げてくれる。このカードは、僕にとって「ホテル選びの自由」という価値を買うための、魔法のパスポートなんです。
リクルートカードプラス (JCB):今はなき2%還元の伝説的ジョーカー
さて、僕のカード編成、最後の1枚を飾るのは、もはや伝説とも言えるこのカードです。
最初にお伝えしておくと、このリクルートカードプラスは、残念ながらすでに新規の発行を停止しています。それでも僕が持ち続けるのは、このカードにしかない強力な必殺技があるからです。
その必殺技とは「常時2.0%」という驚異的なポイント還元率。 このカードは、僕のカード編成における「ジョーカー」のような存在です。 普段は使いませんが、特定の場面でだけその圧倒的な力を発揮します。
例えば旅行予約サイトの「じゃらんnet」。リクルート系のサービスなので、このカードで決済することで、ポイントを二重、三重に獲得できます。
また、月3万円までという上限はありますが、電子マネーへのチャージでも2.0%のポイントが付くんです。
年会費は2,200円かかりますが、この2.0%還元という権利を維持できるなら、安いものだと僕は考えています。もう二度と手に入らないからこそ、手放すことのできない、まさに「資産」と呼べるカードですね。
「じゃあ、今からじゃ持てないのか……」とがっかりした方、安心してください。
このカードの弟分である、年会費無料の「リクルートカード」なら今でも作れます。還元率は1.2%と少し下がりますが、それでも年会費無料のカードの中では最強クラスの1枚ですよ。
よくある質問(Q&A)
さて、ここまで僕のカード編成について語ってきましたが、きっといくつか疑問に思う点もありますよね。最後に、よくいただく質問にまとめてお答えします。
Qなぜ国際ブランドを分散させているの?
それは「決済できない……!」というリスクを、限りなくゼロにするためです。
海外はもちろん、国内でも「このお店はAMEXが使えない」「ここはJCBだけ」といった場面は意外とあります。僕のカード編成は、Visa、Mastercard、AMEX、Diners、JCBという5大国際ブランドをすべて網羅しています。
この布陣なら、世界中どこへ行っても支払いに困ることはまずありません。これは、安心して旅を楽しむための、大事な守りの戦略です。
Q年会費は合計でいくら?元は取れているの?
正直にお答えしますね。この8枚のカードの年会費を合計すると、約16万5,000円になります。
「高い!」と思いますよね。僕もそう思います。
でも、僕にとってこの年会費は「消費」ではなく「旅と人生を豊かにするための投資」なんです。
マリオットの無料宿泊特典、ヒルトンの朝食無料、ダイナースのグルメ特典……。
これだけで年会費の大部分は回収できますし、貯めた大量のマイルで手に入れた航空券の価値を考えれば、支払った金額を遥かに上回るリターンを得られています。
なので答えは「余裕で元が取れています」ですね。
Qこれから真似したい人におすすめの組み合わせは?
もちろんいきなりこの8枚すべてを持つ必要はありません。あなたの今のステージに合わせて、少しずつパーティを育てていくのがおすすめです。
旅好きの第一歩を踏み出すなら
マリオットボンヴォイAMEXプレミアムを1枚。まずは王のカードを手に入れて、その威力を体感してみてください。
副業を始めて経費の管理も考えたいなら
上記に加えてセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを。公私分離とJALマイル獲得への道が開けます。
さらに旅を極めたいなら
ホテル好きならヒルトンAMEXを、飛行機好きならANAやJALのカードを、という風に自分のスタイルに合わせて追加していくのが良いでしょう。
Qポイント管理はどうしているの?
「カードが増えると、ポイントの管理が大変じゃない?」とよく聞かれます。でも実は、僕のカード編成は管理がとてもシンプルになるように設計してあるんです。
決済のポイントは、そのほとんどが「王のカード」に集約され「マリオットポイント」に変わります。 それ以外は「ANAマイル」と「JALマイル」。
つまり、僕が主に管理しているポイントは、実質この3種類だけ。これなら迷うことはありませんよね。
まとめ|2025年もこの布陣で最高の旅体験を
さて、僕の現在のカード編成、そのすべてを公開しました。
1枚1枚が高い性能を持つ、強力なカードたち。 しかし本当に大切なのは、それぞれのカードが持つ役割を理解し、お互いの長所を活かし短所を補い合う「チーム」として機能させることです。
この記事で紹介した僕の編成は、あくまで2025年現在の僕にとっての「最適解」。 あなたのライフスタイルや旅の目的が変われば、最強のカード編成も変わっていくはずです。
大切なのは、ただ人気のカードを持つことではありません。 あなただけの「カード編成」という戦略を持つこと。
この記事が、あなたの旅を、そして人生を、もっと豊かにするきっかけになれば、僕はとても嬉しいです。
さあ、あなただけの最強のパーティを編成する冒険に、出かけましょう!